こんにちはけーすけです。
最近『PDCA』の本とか『計画』の本とか仕事効率化みたいな本がたくさん並んでいるなあ〜と本屋に行って思いました。
僕自身も『鬼速PDCA』とかも読んだりしたので、読者の一人ではありますが、いざ実践するとなると難しいし、悩んだり、考えたり、無駄な時間の方が多いのではないだろうかと考えるようになりました。
そこで最近、ビジネス書と呼ばれるものではなく、医学書を読み始めました。というのも人間がどういったメカニズムで考え、行動しているか、それを知ることでもっと効率的に生活や仕事ができるのではないだろうかと考えたからです。
そして、衝撃の事実が判明しました。
世間では、考えてから行動することや、考えることの重要性というものをよく聞きます。
しかしそれは脳科学的には非常に効率が悪いということでした。
今回は脳科学の観点から、『どうやったら効率良く脳を動かせるのか?』について説明していこうと思います。
1:脳の機能は『制御』と『自動』
脳の機能は多くありますが、大きく2つに分けるとするならば、『制御的処理』と『自動的処理』になります。
分かりにくいので、日常の行動から例をあげてみましょう。
例えば、制御的処理とは、家計簿を書いたり、報告書を書いたりするがあげられます。もう少し詳しく説明するならば、あなた自身がその行動の説明を出来るということです。
家計簿を書く理由は、生活の収支をちゃんと知るためであったり、節約をして旅行に行くためかもしれませんが、その行動がどんな目的のためなのかを説明することが出来ますよね?
逆に、自動的処理とは、行動の説明が出来ない、もしくはその答えが抽象的であるというものです。
例えば、初対面の人に対して、なぜかわからないが嫌悪感を抱く場合などです。
人間の脳は主にこの2つの脳を使って生活しているのです。
2:脳の機能のほとんどは『自動処理』
上記で『制御的処理』と『自動的処理』について学びました。
では人間はどちらの機能を多く使っているでしょうか?
それは『自動的処理』です。
では『制御的処理』をメインで生活するとどんな風になるでしょうか?
例えば、椅子から立って歩き出すのに、右足から出すのか左足から出すのかを考える必要があります。
あなたは立って歩き出すのに、そんなことを考えたことがありますか?
ないですよね?めっちゃ不便じゃないですか?
つまり、人間は脳の『自動的処理』を使って、『意識せずに出来ることは意識しないで出来るようにしている』ということなんです。
3:考えずに行動するのがいい理由
上記を踏まえた上で、考えてから行動するのが無駄な理由を最後に書きたいと思います。
生活が、考えずに出来るのは、意識の外側に知識があるということ。これを『暗黙知』と呼びます。
人間の脳はある行動がひとたび決まってしまえば、(パターン化出来れば)意識的な処理を必要とせずに自動的に処理できるようになる。
脳の機能のほとんどが自動処理ということは『制御的処理』つまり、考えるという行為は時間を要します。
『自動的処理』をメインにして、ぶつかったトラブルや壁に対してだけ『制御的処理』を使うのが効率的だと言えます。
つまり考えてする行動は脳科学的には非効率的だと言えるわけですね。
『即行動』って言う本が最近本屋に並んでいますが、多分脳科学的な視点で書かれているんだと思います。
これからもちょくちょく脳科学的な話をしようかなと思いますね
それではまた次回です!
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