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人生という旅を楽しくするために追求をしていくブログ              〜世界中に溢れる最高の遊びを求めて〜

【業界研究】シンクタンクとは?基本解説編

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シンクタンクという職業は生活の中で感じることはなく分かりにくいと感じている人も多いと思います。

シンクタンクは一言で言えば『研究兼アドバイザー』です。

そしてそのアドバイスをする相手はそのシンクタンクによって様々で

またそのシンクタンクはどこに属するかによっても様々な違いがあります。

 

 

今回はシンクタンクの歴史から始め、将来性や仕事内容といった点について

分かりやすくまとめてみました。

 1:シンクタンクとは

シンクタンクは最初に書いたように一言で言うならば『研究兼アドバイザー』です。

ちなみにシンクタンクという言葉が日本に伝わって来たのは

戦後の1960年代半ばだと言われています。

 

シンクタンクを英語に直すとthink tank』

『think tank』を英語で調べてもらえると分かると思いますが

またの名を『policy institute』と言います。

 

『think tank』=考えるタンク

『policy institute』=政策を設ける、制作する

このように直訳することが出来ます。

 

言葉からも分かるようにシンクタンクとは、考えた政策や解決策などを制作する機関だと言えることが分かります。

 

最初にも話しましたが、シンクタンクには様々な種類があります。

それを分かりやすく理解してもらうために、まずシンクタンクの歴史について

知ってもらいたいと思います。

2:シンクタンクの歴史

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簡単にシンクタンクというものの歴史を見て行きましょう。

日本にシンクタンクという概念が伝わり出したのは戦後の1960年代半ばでした。

これは最初の方にも書いたので繰り返しになります。

 

しかしこの時点ではシンクタンクという概念が伝わっただけで

シンクタンクそのものが出来たわけではありませんでした。

 

シンクタンクを語るにおいて外せないキーワードが『政治』です。

戦後の日本の政治について振り返って行きましょう

 

日本は元々、政府主体で政策を考えてきた訳ではないという背景があります。

 

明治時代以降の日本は、『大政奉還』をされてからは行政を主体に、

政治を行ってきました。

しかしアメリカに敗北し、強制的に民主主義への移行を余儀なくされました。

 

民主主義の特徴として、立法機関が強く政治を仕切るというものがあります。

日本国憲法にも『国会は国権の最高機関であり、国の唯一に立法機関である』と

書かれている。

 

しかし今まで、行政主体で政治を行ってきた日本にとっては簡単に移行できるものでは

ありませんでした。

現在の日本を見ても分かるように、政治の主導権を握っているのは行政機関、

つまり内閣や中央省庁といった部分である。

 

しかしこのような行政主体の政治がデメリットばかりをもたらした訳ではない。

高度経済成長を出来たのも行政の力だ。

しかしまた公害や都市問題は悪い側面だ。

 

このような背景を元に政府は、行政以外の政策を提言できる第三者が欲しいと感じるようになった。

 

そして生まれた組織がシンクタンクというものだ。

この時期に作られたシンクタンクは、第一次シンクタンクブームと呼ばれていて、

代表的な企業として、三菱総研、野村総研などが挙げられる。

 

この時点でのシンクタンクは政府系の機関に近く。

企業としての営利目的ではなく、非営利な組織であったのだ。

 

しかし高度経済成長期が終わりを告げる(バブルの崩壊)

こうなるとシンクタンクも満足な研究資金が獲得出来なくなり、

非営利目的の組織から営利目的の組織に変わらざるを得なくなる。

 

そうして始めったのがシンクタンクのコンサルティング業務なのだ。

そしてこの時期から、営利目的を主体とするシンクタンクが多く参入し始める。

大手金融機関のシンクタンクや生保系のシンクタンクなどだ。

 

ここから多様な派生をして今のシンクタンクが確立されている。

3:シンクタンクのビジネスモデル

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歴史を振り返ると分かるように、元々のシンクタンクは非営利の組織であったことが分かる。

 

では今はどうなのか?

大きく3つのビジネスモデルに分けることができると思う。

  1. 営利追求のシンクタンク
  2. 営利と非営利のハイブリッドシンクタンク
  3. 非営利のシンクタンク(政府系)

営利追求のシンクタンク

営利追求のシンクタンクのメインの仕事は、コンサルティング業務である。

特にシンクタンクは研究所の一面を持つゆえに、最先端の研究をしている。

今では、人工知能やITといった部分だ。

 

基本のビジネスモデルはコンサルティングファームと変わらない。

クライアントの問題を解決して、お金をもらうというのがメインになる。

ハイブリッドシンクタンク

こちらも営利追求のシンクタンクと同様にコンサルティングでお金をもらっているが、

別の側面として、そのコンサルティングのお金を資金に研究をしているところもある。

 

利益度外視で世界情勢に対するレポートをインターネットに公開したり、政府に政策の提言をすることもある。

 

現代ではCSR,CSVといった社会貢献活動が重視されていることもあり、

ハイブリッドシンクタンクが一番多いのではないでしょうか?

非営利のシンクタンク(政府系)

主に政府が主体で資金を出し、政策のためだけに存在するような機関だ。

政策の提言は、第三者視点ですることが基本だが、

 

例えば、現首相に対して、いい評価の本を書いた人などを選出するといった

ブラックな部分も見え隠れするのがこういった機関だ。

4:シンクタンクの仕事内容

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シンクタンクの仕事内容は大きく2つに分けることが出来る。

  1. リサーチ業務
  2. コンサルティング業務

リサーチ業務

リサーチ業務で行うのは、基本的には社会の調査だ。

そして調査したことをレポートや論文といった形で発表していく。

 

基本的にこの仕事から利益が出ることはなく、会社自体のブランディングといった点に振り切った業務だと言える。

コンサルティング業務

コンサルティング業務はクライアントの問題を解決しお金をもらうことにある。

場合によってはリサーチ業務の人と協力して仕事をすることもあるようです。

5:シンクタンクに求められるスキル

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シンクタンクによって求められる人材は変わってくるだろうが、全般的に必要とされるスキルについて5つほど挙げてみようと思う。

  1. 知的欲求
  2. 問題解決力
  3. 起業家精神
  4. ブレない精神力
  5. 戦略性

主体的に動くこととスピード感が求められる仕事だと思うので

特に大事にするべきなのは起業家精神ではないかと考えています。

6:シンクタンクの将来性

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シンクタンクは最初に述べたことで分かるように、元々は政府への提言を軸に作られて組織でした。

しかし今の日本にはそれを促進する社会的なインフラは少なく、環境が整備されていないという印象が強い。

 

欧米での事例を挙げると、シンクタンクは欧米では『権力者』と呼ばれるくらいに強い影響力を持っている。

それは欧米ではシンクタンクが政治に関わる機会が多くあるからだ。

 

このような欧米式のシンクタンク環境が整えば、どんどん日本のシンクタンク産業も発展していくのではないだろうか?

ある意味、今のシンクタンクはコンサルティングファームには勝てないような気がするので、、

 

先行きが暗いわけではないが、シンクタンクが変わるためには国が変わる必要があるはずだと僕は考えている。